2007年08月26日

無題

あの病気にかかってしまった時、治るかどうかはっきり言えないって言われたね。
本当に見ていられない程に衰弱しきって、でもきっと治ると信じていたよ。
結果的に、お医者さんも驚くほどの回復力で、見事に克服したじゃない。
退院した後、施設に入ったけど、元気に毎日を過ごしていたじゃない。
また体調を崩してしまったけど、きっとすぐに元気になると思っていたよ。




なのに、なんで…。




最期の瞬間、立ち会えなくてごめんね。
お見舞いで顔、見せに行けなくてごめんね。
あの報告も、とうとう出来なかったね。…ごめんね。


いろいろ思い出すこと、あるけれど、なんだか“ごめんね”ばかりだよ。
オレは本当に、なんにもしてあげられなかった孫だったね。
心配や迷惑、たくさんかけたね。でも、いつだって優しくしてくれたね。
ありがとう、本当にありがとう。感謝の気持ちで、胸がいっぱいです。




今は、向こうで元気に暮らしてるのかな。
じいちゃんとは逢えたかな?もう、一緒にいるのかな。
オレ、がんばるからさ。天国から見守っててよね。
そして、いつかオレもそっちに行ったその時は、
こっちで出来なかったこと、いっぱいしてあげるからね。




こっちではもう、逢えないってことになるけど…。
けど、“さよなら”は言わないよ。また逢えるもんね、きっと。
ばあちゃんのこと、ずっと忘れないから。絶対に忘れないから。
今まで、本当にありがとう。そして、本当にお疲れさま。
今は涙しか出てこないけど、必ずまた、笑えるようになってみせるから。
後はもう、オレは大丈夫だからさ。ゆっくりと休んでね。








それではこれで、終わります。




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